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小説執筆日記、サイト運営日誌、雑記その他
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このところ忍者ブログはメンテナンスが多い。もともと更新頻度は芳しくないブログだけれども、それだからこそ(?)更新しようという気になったときにメンテナンス中で接続不能だと意欲はますます盛り下がる。やっぱFC2に戻した方がいいのか……。その他は特に問題もなく気に入ってるスペースなんですけど。閑話休題。
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 前回の脅迫はアレです。ある登場人物をどうしても殺したくない、死なせたくない、老いさらばえさせたくないがための窮余の一策といったところなのです。某読者の方が仰るには。他の方には誤解を招く書き方してしまったかも。すみません。
 まあ、確かに涯シリーズではどんどん時間が流れてゆくので、どんなに長生きしても第一巻に登場していれば第三巻あたりでお陀仏です。第五巻では確実に生きてません。なむあみだ……。作者としてもせっかく作ったキャラに愛情がないわけではありませんが、こればかりは仕方ありません。
 ただ、私はもちろん、そういう生老病死と世代交代のある物語が書きたくて涯を書いてます。一個人の若さや美しさ、個性も素敵だけれども、それだけしかなかったら、はたして素敵と思えるだろうか。空間軸においても時間軸においても違うものがあるから、特別視することができるのではないだろうか。
 私だって、いきなり交通禍で命を落としたり足腰立たないぐらい老いたりすることを考えるともの悲しい気分になりますが、いつ死んでもおかしくない肉体、いつかは老いて滅びる肉体を持っているからこそ、今の自分も周囲の人間もあるのだと思います。不老不死の絶対傷つかない肉体だったら、今の「私」はなく、当然涯シリーズも登場人物も存在しない。一を認めるなら十を認めなければならない、と言うのはなかなかできることではありませんが、涯で考えてみたい問題の一つです。
 大河の改稿をエンドレスでやって火雲もその先も書くのをやめろと脅迫されているのだが、果たしてどうしたものであろうか…………………

 それはさておき、再び神はネタ不足で脱ネタ症状に陥っている私に恵みのネタを与えたもうたので、謹んでお答えしてみようかと思う。
神「大河を書く上で参考になったFT小説を教えろ」
神「好きなFT小説も紹介しろ」

 本当はプライベートで受けた質問なのだけど、ここで答えても問題なさそうだから答えてみる。単にネタ不足で飢えているという噂もある。

 執筆中も推敲中も辞書は手放せない。
 文章も料理と一緒でレパートリーを増やさないとマンネリ化する。
 冷奴の薬味、卵焼きの味付け、カレーの具材、……いつもの味でもいいけれど、新しいものを取り入れてみるとそれだけで全く違う味が生まれたりする。新しい味とは、少し大げさに言えば、世界を広げることだ。日常の食卓を新発見の分だけ広げることができる。
 文章も同じだ。まだまだ使ったことのない言葉がたくさんあるのに、何度も使ってしまう言葉からなかなか離れられない。その癖を捨てる必要はないけれど、これまでの味だけではできない表現があることに対し、もっと敏感に、もっと貪欲になってもいい。新しい言葉を使うことは、単に表現の幅を広げるということだけにとどまらない。それは視野を広げ、世界を変え、作品の可能性を活かすことに直結する。
 ほんの少しの、ごくわずかな新しさを垣間見るために書いている。他人の味、他人の表現から気づくこと、学ぶことは多い。似たような作品を量産したいのではない。が、もちろんおしゃれ鴉になりたいのでもない。
よく……でもないが、当サイトの長編小説について何を言ったらいいのか分からないという声をちらほら耳にするので、ちょっと作者として考えてみた次第。もちろん読むも読まないも感想を書くも書かないもどんな感想を書くかも全く自由ですので、あくまでも参考程度に。作者が読者の方にインタビューできるとしたら、こんなことを質問する(かもしれない)という質問集です。
 ご興味がおありの方は以下どうぞ。ネタバレも含みます。


About writer
Name:Misumi Eiri(3A)
Home:SERANGOL
 一小説サイトを運営する管理人のつぶやき所です。
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