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小説執筆日記、サイト運営日誌、雑記その他
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 執筆中も推敲中も辞書は手放せない。

 最近はネット上にも国語辞典や英和辞典などの基本的な辞書、百科事典、ウィキペディアetcが充実していて便利になったと思う。私もよくお世話になっている。
 もっともそれらだけでは心許ない場合もある。そんなときはネット辞書は調べものの糸口ぐらいに使用する。あとはやっぱり紙頼み。紙の辞書は自分で引かねばならないので思わぬもうけものをすることがある。特に類語辞典はそうだ。目当ての言葉だけでなく、周囲の言葉を眺めているうちにふとひらめくことがままある。こういうことはネット辞書ではなかなか難しい。
 ちなみに類語辞典は、個人的には角川のものが使いやすい。手に取る率ナンバーワンだ。三省堂のものはレイアウトは美しいしコラムなどもあって読み物としても面白いのだが、肝心の収録語数が少ない気がする。あと類語検索大辞典と銘打った『日本語大シソーラス』。これ一冊では限界があるものの、他の辞書と併用すれば問題なく使える。シソーラスはネット上にも公開されているが紙のほうが私の脳みそには優しい。
 語意を確かめるときは国語辞典、漢和辞典、古語辞典を使う。普段使いには一冊で収まる程度の辞書で十分、しかし収録語数はできるだけ多いものを選ぶ。国語辞典はオーソドックスに広辞苑(最新版は24万項目。ただし机上にあるのは祖父の遺品のため第二版…)を使っているが、本音は日本国語大辞典・精選版(30万項目)がほしい。超ほしい。漢和辞典は角川新字源(親字約1万)と講談社新大字典(親字約2万)を併用。今のところは満足。古語辞典は岩波(43000語)と古語林(36000語)。今のところ特に困っていない。
 あと変り種的に『日本語オノマトペ辞典』がほしい。擬音語・擬態語に特化した辞典だが用例を見るだけでも非常に参考になる。
 用例で思い出したが、グーグルやヤフーの検索窓は用語・用例大辞典(?)にもなる。調べたい言葉を窓に打ち込んで検索すれば、その言葉を使った文章がずらりと検索結果に現れる。もちろん(こう言っては失礼かもしれないが)玉石混淆なのでそこは気をつけねばならないが、その言葉が現代の日本語においてどのように使われているか、言葉の実態を知る道具としてはこれに勝るものはないのでは、と思う。手軽さという点でも。
 ウィキペディアは引く項目に左右されるが、便利以上の利点は今のところ見出せない。正確を期すなら同じネット上にあるMSNエンカルタ百科事典、ブリタニカ、平凡社で補完しないと危ない。あとは自分の知識レベルに応じて専門書にあたる。専門書といっても学者が研究者向けに書いたものは難しい。とりわけ学んだことのない理数系、医学系の本はほとんど意味不明だ。よって浅学の身では、専門分野の知識を一般人向けに噛み砕いた本を読むのが関の山である。しかし、なんだかんだで最低でも一般書レベルの知識は仕入れないと、おいそれと小説内に登場させることはできない。知らないと描くことはできない、と思う。
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Name:Misumi Eiri(3A)
Home:SERANGOL
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