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小説執筆日記、サイト運営日誌、雑記その他
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 第三部も随分枚数が増えてきたので続きに進む前に恒例の見直しをした。

 サイトにアップするときにはもちろんこれ以上はないというぐらい推敲してから更新するのだが、時間が経つとやはりダメだ。自分でも何が言いたいのか意味不明なところ、つながりがなっていないところ、毎度続出でこれはかなり応える。特に心理表現が酷い。目も当てられない。
 無理をしている自覚はある。あるいは背伸びをしている認識。自分の筆力に分不相応のものを、自分のレベルも分からずに書こうとするから破綻する。失敗する。書けば書くほど己の低レベルが見えてくる。愕然として書き直して何とか延命するけれど、その度に限界を目ざしていることに間違いはないけれど、満足感を得たことは一度もない。それでもこのフラストレーションが執筆の原動力になっている。分からないから書こうとするし、書けないから書こうとする。
 そして私は、その積み重なりにリセットは利かないと思っている。これまでの夥しい失敗が大河にはつまっている。今ある文章は数え切れないほどの消された表現・文章の上に成り立っている。何度も書き直し付け加えてまた消して書いては直し、しかし大河が大河であることだけはずっと続いてきている。
 この作品で失敗すれば別の作品でやり直せばよい、それはそうなのだろうが、「この作品」の代わりになるものはどこにも存在しない。どこにもないだけのものを分かって、それでも新たな作品でしかやれないものがあるのなら、今の作品自体を捨てるのもいいかもしれない。私は、新たな作品でしかと思えるほどの何かを持たないので、ずるずると大河にかかずらっている。この未練たらしい方法の成否は分からない。宇宙人がいるかいないか幽霊が存在するかしないか、今のところ決定的な解答がないのと同じである。
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About writer
Name:Misumi Eiri(3A)
Home:SERANGOL
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